陰鬱な独り言

脳内エキセントリック

Dear 剛くん

 

堂本剛が踊った。

 

ここ何年かずっとずっとファンだけでやっていた硝子の少年の「トントン」を久々に一緒にできた。

それだけでもうダメだった。

剛くんはこのステージのためにどれだけの努力を積み重ねて踊り歌っているのだろうと考えると止めても止めても涙が流れて、愛おしさや感謝がないまぜになった感情を言語化するのも難しいぐらいの大きな感情に支配された。

 

剛くんはずっと「踊るの好きなんですよね」って言っていたのに、何で私はもう、今後グループ活動ではフリーダンスしか見れないって諦めていたんだろうと思った。

堂本剛が発した言葉だけは今後一切疑わずに信じ抜こうと決めた。

 

剛くんにとって突発性難聴を初めてやった後での初のドームでのステージ…、オケコンが自分の中ではトラウマになっていて、正直ドームに立つたびにビクビクしていた節があった。

でも、テレビに出ている時よりもステージに立っている時の方がいくらか歌いやすいんだろうなって剛くんの表情を見て、指示出しを見ていて感じる。キンキのPA班、本当に有能すぎるよね。

 

個人的に、オケコンでやっていた「Secret Code」で剛くんが顔を顰めて耳を押さえて小さくなって懸命に歌っている姿が脳裏に焼き付いていて怖かった。次にSecret Codeを披露する時は、それは剛くんにとってリベンジを果たす機会なんだろと思っていた。

今回のストアスコンでは気持ちいい伸びやかな声で、リズムまで取り、バンメンの演奏に体を揺らしながら歌っていたの。ずっとずっと目を逸らさず見てきていたつもりだったけど、その姿を見て浮かんだ言葉は「おかえり」だった。

 

ドームに立つと眩暈が酷くてしんどい、楽器を弾きながらはとてもじゃないけど歌えない、踊るなんてもってのほか。バラードを歌うと音程がわからなくなって不安だし、ドーム規模の音響は怖くて仕方がない。

これら全ての問題をひとつずつ潰して行って、そうすることができたのはファンの愛のおかげだとサラリと言える剛くんが眩しくて仕方がなかった。

何度も口にしてくれた「ありがとう」も、こちらのセリフなのに丁寧に言葉と気持ちを手渡してくれた。ファン冥利につきる。

私の見る目に狂いはなかったし、堂本剛という人間についてきて後悔したこともない。きっと今後もずっと後悔なんかする事もないんだと思う。

 

未来を預ける価値のあるひとって思わせてくれて心底安心してるよ。剛くんのおかげで私は私の生を肯定できるよ。

どろっどろに煮詰めた重たい感情を、それでもなお背負って期待に応え続けてくれる堂本剛という人間に惹かれ続けてる。

これからも私の最愛でいてください。