陰鬱な独り言

脳内エキセントリック

堂本剛からの信頼

こんばんは、杞憂です。

本日6月27日の「堂本剛とFashion&Music Book」内にて、またもコアを強く揺すられたので筆を執りました。お久しぶりです。

 

タイトルにもある通り、剛さんから私たちファンがいかに信頼されているかがたっぷり伝わってくるような今夜のラジオでした。

 

今夜のラジオでは、剛さんが私たちファンと向き合って、「人と人」としてお話をしてくださっている姿がとても印象的でした。

「ファンの人も"人"だし、僕も"人"だし…」と涙をこらえて声を揺らしながら言ってくださった剛さん。まず、この言葉が涙腺を崩壊させる言葉でした。

私たちファンと剛さんの関係は確かに特殊だけれど、だからって誰かに踏み荒らされていい理由にはならない。そう断言してくれたのが兎角うれしかった。私たちと剛さんの間には、ひょっとして強固な絆があるのでは?と思ったけど、これに関してはもう言い切っちゃってもいいですね。あります。

 

あれだけの大御所で自分の抱えるファンの多さを正しく分かっている剛さんだろうに、1対1で会話をしてくれる姿勢が伝わってきて、胸が熱かった。

剛さん宛てに届いたお手紙に心を揺り動かしながら返答をし、そして時には涙をぐっと堪えて言葉を紡ぐ剛さん。

 

私はこれまで「オンリーじゃないの?」「キンキも好きなんですね。がっかりしました」等の言葉を投げかけられた事があって、正直この界隈で自分の応援スタイルを説明するのが億劫で、もう分かってくれる人とだけ会話が出来ればいいと一度、全ての縁を切りました。誰かにラベリングされるのが嫌で、偏見の目で見られるのも嫌で…。

でも剛さんは型に押しとどめようとしてくる人たちに対して「(何にも押しとどめられない)当て嵌められるとしたら宇宙」とバッサリ言い切った。ずっとこの問題で悶々としてきていた私には会心の一撃だった。

 

そしてタイトルを回収する。

今回感じられた堂本剛から私たちファンに対する"信頼"について。

 

剛さんは、私たちが剛さんの事を理解している事を"理解"しているのだという。

世間に思ってもいないような事を言ったり、ちょっとズレた行動をとったりしても、ファンの人であればその瞳を見ることで本心がわかるから…と。

傷ついた裏でそれを隠す言葉を出しても、私たちならば汲んでくれるから…と。

これはちょっと…。かなり響きました。

つまるところこれは、ファンに全幅の信頼を置いているという風に受け取れるよね。最愛の自担から発されたこの言葉は私の頭の回転を一瞬にして止めてしまうほどの威力があった。

私は剛さんが何をしても、勝手に剛さんの見方だし、剛さんにこれからも愛情を注ぎ続けていくけれど、まさか剛さんがこんなにも私たちの事を信頼してくれているとは思いもしなかった。

繊細で優しい少年が傷つけられてきた姿を、ずっと見守っていたファンの方々がいる。私はこの界隈では全然の新参者なので、大きい口は叩けないけど、きっと剛さんがここまで信頼を寄せてくれるようになったのは、ずっとずっと辛抱強く、ひたすらに愛情を注いできた方々のおかげなのではないだろうか。

剛さんは情緒がとても豊かで、けれどそれが時には傷を負ってしまう理由にもなってしまうお方。だからたまには武装をして、本心を隠してしまったりもする。

 

この一連の話でパッと思い出したのは、最新の記憶でいうと去年のツアーの神奈川公演。ジャニーさんの訃報が出たあの日。剛さんは悲しみを見せるという事はしなかった。

でも後々、剛さんがどれほど悲しんでいたのかが言動の節々から読み解く事ができたよね。こういった気持ちの機微をちゃんと逃さず拾ってあげられるのは、確かに私たち堂本剛のファンだけなのかもしれない。ずっと剛さんを見てきているからこそ、強がりを茶化したりしなかったりね。

確かに、あの時の剛さんの本心はちゃんと受け止めてあげられていた。

 

こういった事の連続が、剛さんと私たちファンとの信頼関係を構築していっていたのかなぁ…。

お参りをする件もそうだよね。私は御朱印集めが趣味でもあるのでいろいろな神社さんやお寺さんを巡るけど、最近は名乗るだけ。でも、氏神様と平安さんでだけは、「愛する人の健康」を祈る。

手を合わせて強く祈る事で念が通じればいいといつも思っていたけど、まさか剛さんもまた同じように、私たちと同じことをお祈りしているなんて…。

でも、不思議と嘘偽りは一切感じなかった。

私たちが彼の平穏を祈るのと同じように、彼もまた、私たちの無事を祈ってくれている。この関係が"愛"でないというのならば、一体どう言語化したらいいのだろう。

 

毎日のように空を見上げ「空と心は繋がっています」と言葉をくれる剛さんに、その信頼に、値する人間でいられるよう、今日も明日も素直に生きようと襟を正したところで、散文の締めと致します。

 

私たちが慕う堂本剛さんは万能ではなく、神様でもなくて。1人の人間だからこそ、私たち1人1人の心に呼応してくれるんだろうね。