陰鬱な独り言

脳内エキセントリック

30分間、自担と泣き倒しました。

 

5月16日、「Fashion&Music Book」の番組内にて、私は幾度目かの惚れ直しを剛さんに対してしました。

 

1通目のお便りを読みながら、段々と言葉が詰まっていき、声が弱まっていった末に、涙声へと変わっていったのを耳にしながら、私も思わず呼吸を止めていた。

 

お便りの内容は、彼に対する愛情と感謝がたっぷり詰め込まれていて、その内容に涙声で絞り出すように言葉を返すのが、印象深かった。

聴いていて、気が付いた事がひとつ。

これまで私は、一方的に剛さんに救われているだけだと思っていた。こちらからの声はあくまでファンの中でしか響かないものだとばかりだと…。

でも違ったと、剛さんが口にした言葉たちを受け止めて理解した。私たちが普段あげている感謝や反省、感動の声も全部、剛さんには届いていた。

「寄り添っていてくれてありがとう」という旨をあそこまで嘘偽りなくスッ…と受け止められたのは、剛さんの普段の言動を見てきているからなのだろうか。それとも、泣きながら真摯に伝えてくれたから…?きっとどちらもかな。

 

これまでツイッター内だけで独り言をぽつぽつと呟くことはあれど、番組制作サイトにお礼のメッセージを送ることはあれど、ラジオに剛さんへ向けてメールを送る…ということをあまりしてこなかった自分を後悔した。

剛さんだって私たちと同じ人間なのだから、冷たい言葉を掛けられて嫌な気持ちになることもあれば、その逆だって勿論ある。

どうしてそんな簡単な事に今まで気づけなかったんだろうか。

 

その後のお便りもずっと、泣き声を漏らさないように、何かを堪えるように泣きながらも番組は進んでいった。

胸がきゅうきゅう締め付けられてしょうがなかった。ずっと涙が止まらなかった。

こうなってしまった世界で、最前線に立って闘っている人々からのリアルでいて苦しい声に同調し、自分の在り方だけでなく、他人の価値観も認めながら、それでも「どうして同じ話をしているのに、同じ話じゃないんだろう」と零した剛さんの心があまりにも綺麗で、芸能界の荒波に揉まれてきたとはとても思えなくて…。

こんなに純粋な心を持っている人が、長きにわたり虐げられたり、心無い言葉をぶつけられたりされなきゃいけなかったんだろう、と思ったりもした。

ただただ無力な私には何も変えることが出来ないけれど、何もできないからこそのもどかしさがある。

目をそらしたり無視をしたりしてきたこの問題は、ふとした瞬間に心を凌辱してくる。ただのいちファンの私ですらこう思うのだから、当の本人はどう感じているんだろう…。そこまで考えてしまったら、私はパンクするから、この事態が落ち着いてもうちょっと心のゆとりが出来たときにしようと思う。

 

私は、こんなにピュアな心の持ち主の剛さんを好きになれて、応援できて本当に幸せです。辛いときには励ましてくれるわけではなく、そっと寄り添ってくれるだけの、けれどその優しさは何物にも代えがたいほどのパワーがある事を知っている剛さんだから…。

 

剛さんは話の流れで、人生をやり直せるとしたら何の職業に就きたいか…という問いに対して"犠牲にしなきゃいけないものが多いから"と前置きした上で、それでも「人生をやり直してもこの仕事がしたい」と、今にも消えそうな声で伝えてくれた。

その言葉が、1日経った今でも頭の中で反響して止まない。こう言ってもらえるのは、ファン冥利に尽きる。

剛さんが、それこそ色々なものを犠牲にしてきているのを見ていたからこそ、彼の幸せを願う私たちの存在が邪魔じゃないのかと案じてしまうときもあった。でも、それは違うのだと暗に教えてくれているような気がした。

私たちは彼を苦しめたり悲しませたりするだけの存在ではなくて、堂本剛というひとりの人間を救う事も出来るのだと分かったから、これからも自分にできる形で、自分の出来る限りの力で応援し続けようと心に決めました。

 

「Fashion&Music Book」という番組は剛さんが心の武装をせずに、そのままの剛さんで自分の感情や思想を話してくれる場だから、気持ちが引っ張られてしまう私は中々聴く勇気が出ない時もあるけれど、聴いたら必ず心を動かされるいい番組。

こんな世の中だからこそ、剛さんの今のリアルをしっかり受け止めることが出来てよかった。スタッフさんや剛さん本人にたくさんの感謝を贈りたい。

 

あなたを応援できて、あなたに出逢えて、私は最高に幸せ者です。いつか優しすぎるその心が何も憂う事のない世界になりますように。