陰鬱な独り言

脳内エキセントリック

ヒロムありがとう

東京、大阪とあったツアーも終わり、ロスがだいぶ引き始めた1月9日。

ド深夜にふっと心の武装が解けて涙が引かなくなってしまったので、筆を取ってみる。

思考がうまく纏まらないかもしれないけど、甘く見てね。何せかれこれ1時間は泣き続けているので。

 

まずひとつ。

これは自論だけど、心を預けられた側の人は、自分の心を差し出す事が難しい。なぜなら弱みを見せた時点でその人は"心を預けられる人"ではなくなってしまうから。

その点ふたりはすごい。

弱さも強さも互いに知っていて、足りない部分を補い合いながら歩いている。その事が「YOU…」の歌詞ではっきり分かった。

そんな相手が人生で見つけられるなんて幸せだよね。

いろんな人に頼れる存在…とされている光一さんのケアをできる剛さんでよかったし、自分のことは二の次にしてしまう剛さんが自分を殺さないでいられる居場所を作り続けている光一さんでよかった。

 

最近、よく思う事がある。

実は光一さんの方が打たれ弱いのではないか…と。強弱で語るものではないのは重々承知なので、例え程度にね。

もし、剛さんみたいな存在が隣にいなかったら。

彼は社長の死をここまで鮮やかにショーアップできなかっただろうし、受け入れるのにももっと時間を要したのではないかと。

笑いも交えつつ、ユーモラスに語ってくれる存在がいなければ、天に昇った魂を自分の中で昇華させてあげる事ができなかったのではないかな…と。珍しく人前で泣いたぐらいだから、相当だったはず。

 

ふたつ。

歌って踊る事ができたらどれだけいいか、アイドルがそうあるべきだって思っているのは「彼の輝きを消さずに僕だけが変われたらいいけど…」って言ったことからも明白だった。

相方がそうしたいのも、人の気持ちに敏感な剛さんが分からないわけがない。

そしてこれは推察だけど、本音を言ってしまえば光一さんも歌って踊って…というのをふたりでしたかったはず。

きっとどちらも、これまでしてきた事のイメージを持っていて、でもそこへ辿り着けないから懊悩したんだろうね。

それを踏まえた上で何がいいってさ、「色々案を出したけど却下されました」という旨を光一さんが綴った時に、その却下をしていた人物がドームを諦められなかった剛さんだという事を明かさなかった点。

あの時結構TL荒れてたし、たまには言葉にしてよ!ってみんなが口々に言っていたのに、光一さんは沈黙を貫いたんだよ。

全てを知った今だからこうやって言えるけど、実際私も更新されたSMGOを見て引っかかるところがあったから…。

今思うといらない憶測が飛び交うのを防いでくれていたんだな…。

そして、心ない人たちの鋭い刃が相方を貫かないようにしていた。結果的に自身が何かを言われようとも。愛でしかない。

言葉の端々から感じられる剛さんに対する光一さんの想いと気遣い。耳を患っている本人が1番もどかしいというところまで汲んでのドームツアー決行。

やれる事とやれない事をきちんと理解して、ショーアップしていったんだろう。確かな絆が視覚化されたような気がした。

 

最後に。

こりゃ〜〜KinKi Kids当分解散ないぞ!

 

今回のツアー、最後の最後にあの写真を出してきたことによって「解散の"か"の字も出てない」の裏付けをしていった。そしてファンに証明していった。

私たちは乙コンで剛さんが声高らかに言い放った「メディアより俺を信じろや」に立ち返ってピュアにKinKi Kidsを信じて大丈夫。

だってあれは元々ファンに見せる予定ではなかったはず。つまり、完全プライベートの空間であの柔らかでいて温かな笑みを浮かべていたんだよ。

図らずもその…言わば裏側のふたりが垣間見えて、もう解散説がどうのとか喚けないでしょ。泣き見惚れたわ……。

 

例の写真、ジャニーさんの病室で撮られたものだというのが回ってきて半信半疑で見てたけど、あれ右側に頭があって左側が足元だよね。

そこに覆い被さるようにして身を乗り出している剛さんと光一さん。

ふたりとも普段メディアには見せない柔らかな笑みをたたえていた。まさしく家族写真だった。

無言で過ごした一夜、どんな流れで撮る事になったのかはきっと彼らの口からは数年…もしくは一生聞けないのかもしれないけど…。

最後にあの写真を出して、そこからダブルアンコールをしなかった意味を考えると、あの締めくくりはキンキが見せた誠意と多大な感謝を含んだものだったんだろうなぁ…。

 

何はともあれ最高だった。ステージからは常に愛が飛ばされていたから受け取る側も相当なカロリーを使った。

 

控えめに言ってKinKi Kidsと同じ時代に生まれてこれたのはそれだけで奇跡だし、彼らの魅力に気づけたのは神の思召しだよな……。

来世でもふたりはきっと出会うけど、私は畜生道に落ちて彼らに惹かれる脳すらないかも…。

そう考えたら今世もわりと素晴らしいのでは??

 

私の人生捨てたもんじゃないな。