陰鬱な独り言

脳内エキセントリック

紫な夢を魅ていよう


待ちに待ったENDRECHERIのライブツアーが始まりましたね。

TwitterではMCレポばかりだったので、初日の記憶が新鮮に残ってるうちに私が感じた事を綴りたい。


剛さんが「まだ呼びたいと思わない」と言い放ったあの日から何日が経ったのだろう。初日に感じたあの、セロトニンがドバドバ出るような感覚。OPを見て拍手をしながら、普段なら「Fooo!」と合いの手を入れる所で拍手の音だけがどんどんと強くなるあの空間。普通なのに、全然普通じゃない異様な空間。それでも体が自然と動くgroovyなOPに鳥肌が止まらなかった。やっっとここまで辿り着いたのだと実感した。


初日は相変わらずのお天気模様で、雨男だなあと苦笑をしていたら舞浜に着いた途端の青空に大きな虹。龍神さんに祝福の雨を貰ったその後は、見事に7色綺麗に並んだ虹を見て、感嘆の声が漏れた。


会場に入ってからはクーさんによる説法と、「マスクとフェイスシールドはつけてね」のお願い。これ、凄いことだな…って思った。普通のライブだとアーティスト側から何かを事前に伝えるっていう事がなかなか出来ないから、クーさんの万能さに驚かされた。笑いもしっかりとってくるあたり、やはりセンスがいい。

この事前のアナウンスによってフェイスシールドをつけていなかった人たちも一斉にフェイスシールドを付け始め、会場の8割ぐらいが感染対策を万全にした。

多分、あの規模でライブをやっているバンドの中で1番安全安心な空間がそこで作られたのだと思う。人に嫌な気持ちを抱かせず、押し付けられた感覚もせずに協力を呷ったその手腕に舌を巻いた。やっぱり好き、ENDRECHERIの現場。


円形ステージから三角形のミラーボールと共にギラッギラのこれまた三角の玉座に座って登場してきたファンクスターに呼吸が詰まった。かっっこいい……。かっこいいの上位互換の言葉ってなに?わからないから、やっぱり素直にかっこいい!

その後、OP明け1発目から怒涛のブチ上げ曲ラッシュが21分にわたり続き、会場のテンションは息つく間もなくマックスに。座っていても感じる熱量と一体感が最高に気持ちいい。すり鉢状になった客席からは観客が踊り狂う姿が見れて、それに呼応するかのように自分も心地いい混沌へと身を沈めていく。

普段からあまり声を出すタイプではないと自分では思っていたから、まさか声を堪えるのがこんなに大変だとは思わなかった。何度も唇を噛んで、流しようのない熱に身悶えて隣に座る友人にもたれかかった。彼女もノリノリで久々のエンドリの現場を全力で楽しんでいた。


「エンドリ向けの会場だよね」と竹内くんと盛り上がったという話がチラリとMCにあったが、まさにその通りだと思った。Zeppよりもステージが見易く、バンメン含め全ての演者のパフォーマンスが見れる。

低音がズンズン内臓に響くような圧巻の音響に、乱反射する照明。センターから見ていたら視覚からも聴覚からも心を激し目にノックされているような心地になって、最高に気持ちが良かった。


剛さんの声もよく伸びていてフェイクが炸裂して、機嫌の良さが伺えた。多分初日は体調もよかったんじゃないかな。

「楽しませたい」と剛さんは言葉を強くして言っていたけど、ほんっっとうに楽しかった。ツアーの最初の方ってファン側も演者側も探り探りなところがあると思うんだけど、そんな段階なんか踏まずにテンションぶっ飛ばしてきたからドキドキが止まらなかった。100000%楽しかったし、ちょくちょく消毒をする姿を見て不安もなかった。声を使うコーラスと、ホーン隊、ケリー当人以外のバンメンさんたちは皆マスクをしていて徹底ぶりが凄まじかった。好き………。

プライベートなんか1ミリもなくてこの日のために調整してきたって言ってただけあって、その努力のカケラをチラホラ見かけることができた。本当にありがとう。

呼びたい、と思ってくれてありがとう。

随所随所で剛さんは客席に向けて感謝の気持ちを繰り返し述べていたけど、そちらとこちらの気の使い方が同レベルまでイケたからこそのあの感謝の言葉だったんだろうなぁ…。ワクチン打ってから臨んでよかった。


ギターソロとかピアノソロとか最早次元が違う神々しさがあってさ…。愛してるよ、伝わってるかな?って問いかけてくれているようで、勝手にそう解釈してしまっただけなんだけど、それがどうしようもなく泣けて、心の中で何度も「愛してるよ、気持ちは伝わってるよ」って叫んでた。ちなみにこの段階で私はボロボロ泣いてた。愛に包まれるってこのことか…って感じ。ハンカチじゃ間に合わないからタオルで顔面拭った。


個人的にここ数ヶ月ずっと仕事で忙しい日々が続いていて、そこで挫けかけたこのタイミングでの初日。「虐められてること 気づいてみない?」の連続の日々。

剛さんの言葉でハッとさせられた。みんなが疲れ切った今のこの世界で、あれ?私もしかして虐げられてる…?と気づいてまた号泣。早く地球から出て行きたくなった。

202021の後のMCが仕事漬けの私に響き過ぎてしんどかったけど、気持ちを昇華させることが出来たんだよね。


2日目はまた初日とは違った感想を抱いたけど、初日の感想はこうだったかな。

だいぶ端折ったけど、うん。こんな感じ。もっともっと日を重ねる毎に味わい深いライブになっていくのは間違い無いので、これから現場入る人は期待していいと思う。期待し過ぎていいと思う。


その期待を必ず超えてくる存在だよ、ENDRECHERIって。